ReAnkerとは?ニュース収集と通知を効率化する個人開発ツール
ReAnkerは、競合や業界のニュースを毎日追いきれない人向けのリリース監視サービスです。作った背景、できること、向いている人、使い方を紹介します。
著者:商陣編集部
競合の新サービス発表、業界の制度変更、気になる企業の動き——。仕事で追っておきたいニュースは多いのに、いろいろなサイトを毎日巡回していると、どこかで見落としが出てしまいます。ReAnker(ReAnkerの公式ページ)は、その「情報が散らばって追いきれない」という課題を、収集と通知の仕組みで解こうとしているサービスです。
ReAnkerとは
ReAnkerは、登録した企業名やキーワードに関連するニュースを自動で集め、必要な情報を確認しやすくするリリース監視サービスです。PR TIMESやGoogle Newsなどから関連する発表・報道を収集し、ダッシュボードと通知でまとめて把握できるようにします。
想定しているのは、競合や業界の動きを継続的に追いたいマーケティング担当者・営業・事業企画の人たちです。「毎日見るべき情報を、見落とさずに追いたい」というニーズに応えることを目的にしています。
ReAnkerを作った背景
BtoBマーケティングの現場では、競合の発表や業界ニュースを追うことが日常的に求められます。ところが実際にやってみると、PR TIMES、各社のニュースルーム、ニュースサイト、検索アラート……と確認先が次々に増えていきます。
「あとでまとめて見よう」と思っているうちに情報は流れていき、重要な発表を後から知る、ということが起こります。手作業の巡回は、続けるほど抜け漏れが増えていくのが正直なところでした。この「追う作業そのものを仕組みにできないか」という発想が、ReAnkerの出発点です。
特に困っていたのは「自分が見ていない時間帯に出た情報」を取りこぼすことです。朝イチで確認してもその日の午後に発表が出れば翌朝まで気づかない、という状況が続いていました。通知で知らせてくれる仕組みがあれば、それだけで追う精度はかなり上がるはずだと考えていました。
ReAnkerでできること
ReAnkerは、情報収集を「巡回する」から「届く・たまる」へ変えることを目指しています。主な機能は次のとおりです。
- キーワード・企業名の登録:追いたい対象を登録すると、関連する発表や報道を自動で収集します。競合企業名、製品カテゴリ、業界用語など、複数の対象を一度に管理できます。
- 収集元の集約:PR TIMESやGoogle Newsなど複数のソースを横断し、確認先を1か所にまとめます。どのソースからの情報かも分かるので、信頼度の判断もしやすくなります。
- ダッシュボード:集めた情報を一覧で見渡せるので、まとめて目を通す習慣が作りやすくなります。未読件数や今月の累計なども一目で確認できます。
- 通知:新しい情報が入ったときに気づける仕組みで、見落としを減らします。重要な発表をリアルタイムに近い形で把握できます。
- クリップ・保存:気になった情報をクリップして後から参照できます。参照件数や重要度のメモとしても活用できます。
ポイント
目的は「全部の情報を浴びること」ではなく、「追うべき対象を決めて、そこを取りこぼさないこと」です。対象を絞るほど、通知の精度も上がります。
どんな人に向いているか
ReAnkerは、次のような立場の人に向いています。情報収集の負担が大きいほど、効果を感じやすいサービスです。
- 競合の発表や新サービスを継続的に追いたいマーケティング・営業の担当者
- 業界の動向や制度変更を見落とさずに把握したい事業企画・経営企画の人
- 情報収集を担当者の記憶や巡回に頼らず、仕組みとして管理したいチーム
- 競合調査をレポートにまとめる機会が多く、最新情報を常に手元に置いておきたい人
逆に、追う対象が1〜2社程度でたまに確認するだけなら、検索アラートで十分な場合もあります。ReAnkerは「複数の対象を、継続的に、抜け漏れなく追いたい」というニーズに向いています。
既存の方法との違い
ニュースを追う方法はほかにもあります。検索アラートはキーワードを設定すれば通知が届きますし、スプレッドシートで巡回先を管理する方法もあります。RSSリーダーを使っている人もいるでしょう。どれも有効な手段です。
一方で、対象が増えると設定や巡回先の管理自体が負担になりがちです。検索アラートは精度がばらつきやすく、ノイズが多くなると確認をやめてしまいます。スプレッドシートは手作業が前提なので、忙しい時期に更新が止まります。
ReAnkerは「追いたい対象を登録すると、収集・集約・通知までを一連の流れにする」点に絞って設計しています。既存のツールを置き換えるというより、複数の確認作業を一本化することを狙っています。
実際の使い方
使い方は人によって少しずつ違いますが、よくある3つのパターンを紹介します。対応している媒体や登録手順の詳細はReAnkerの公式ページで確認できます。
1. 競合ウォッチを毎朝の習慣にする
主要な競合数社を登録しておき、朝にダッシュボードへ目を通すだけで、前日からの動きを確認できます。巡回先を開いて回る時間がそのまま短縮されます。「何かあれば通知が来る」という安心感が生まれるので、ニュースを気にしながら仕事をする、という状態からも抜け出しやすくなります。
2. 業界キーワードで動向をつかむ
製品ジャンルや業界の用語をキーワード登録しておくと、特定企業だけでなく市場全体の話題を拾えます。制度や規制に関する話題を早めに察知したいときに役立ちます。自社製品に関連するトレンドワードを登録しておけば、マーケティング施策を考える際のインプットにもなります。
3. 通知をトリガーに社内へ共有する
重要な発表の通知を受け取ったら、その内容を社内に共有する——という運用にすると、情報のキャッチアップが個人技ではなくチームの流れになります。「この情報、知ってた?」という会話が減り、共通の認識を素早く作れるようになります。
4. 提案・報告資料の下地にする
競合の最新動向や業界ニュースを週次でまとめてレポートする業務があるなら、クリップ機能で保存した情報を素材として使えます。ゼロから情報を集め直す手間が省けます。
開発・運営で大事にしていること
ReAnkerは、商陣(商陣について)が運営している自社プロダクトのひとつです。商陣では、現場で繰り返し感じた小さな不便を、その場限りの対応で終わらせず、使える仕組みに変えることを大事にしています。
「情報収集を効率化する」と言うと大げさに聞こえますが、実際にやりたいのは「毎日の巡回を少し楽にして、見落としを減らす」という地味な改善です。派手な機能を足すより、追う対象を取りこぼさないという一点を磨くことを優先しています。
機能の追加より、今あるものが確実に動くことを重視しています。情報収集ツールは「信頼して任せられる」と感じてはじめて習慣に組み込まれます。その信頼を損なわないことを、開発の軸に置いています。
ReAnkerを使ってみる
競合や業界のニュースを追う作業に時間を取られている、あるいは見落としが気になっているなら、収集と通知を仕組み化するという選択肢があります。商陣のほかのプロダクトはプロダクト一覧からも確認できます。