競合監視2026年8月3日

競合調査の外注先4種類|費用の目安と選び方

競合調査を外注するときの依頼先を、クラウドソーシング・オンラインアシスタント・調査会社・コンサルの4種類に分けて並べました。何を頼めるか、費用の目安、向く会社、頼む前に決めることと自分でやる場合の安い道具まで。

著者:商陣編集部

競合調査の外注先は、大きく4種類に分かれます。クラウドソーシング、オンラインアシスタント、調査会社、コンサル(専門家への相談)です。このページでは、それぞれに何を頼めるか、費用の目安、どんな会社に向くかを並べて紹介します。

「競合調査 外注」で検索すると、上位には各社の自社ページが並びます。どれも自社のやり方を勧める内容なので、種類どうしを横に並べて比べにくいのが実情です。ここでは特定の1社を勧めず、頼む先の種類ごとの得意・不得意を整理しました。

最後に、外に頼まず自分でやる場合の安い選択肢も載せています。競合調査は一度で終わる作業と、毎週続く作業が混ざっています。続く部分は、外注より道具のほうが安く済むことが多いからです。

リアンカー:PR TIMES・Google Newsから競合のリリースを自動で集め、毎朝まとめて通知する競合監視サービス。無料プランあり、スタンダードは月300円。

リアンカーの公式ページを見る

競合調査の外注先は4種類。まず一覧で見る

競合調査を外に出すときの選択肢を、先に一覧にします。料金は公式ページで確かめられたものだけを書きました。公開されていないものは「見積もり」としています。

依頼先の種類サービスの例頼めること費用の目安向く会社
クラウドソーシングランサーズ/クラウドワークス/ココナラ競合サイトの情報集め、価格や商品の一覧づくり、比較表の作成ココナラの市場調査カテゴリでは数千円〜数万円の出品が中心調べる項目が決まっていて、1回きりで頼みたい会社
オンラインアシスタントCASTER BIZ assistant/HELP YOU/i-STAFF情報集め・資料づくりを、ほかの事務作業と合わせて継続で任せる月30時間で月10万円前後から(契約期間の条件あり)競合調査以外にも任せたい作業があり、毎月続けて頼みたい会社
調査会社・リサーチ会社マクロミル/クロス・マーケティング/矢野経済研究所アンケートやインタビューで、顧客が競合をどう見ているかを調べる。市場の資料を買う公式ページに料金表の公開なし。見積もり顧客の声や市場の数字が要る、予算をとれる会社
コンサル・専門家への相談ビザスクdirect/よろず支援拠点業界に詳しい人に1時間話を聞く。調査の進め方を相談するビザスクdirectのスポット相談は1時間3万円〜。よろず支援拠点は無料業界の事情を短時間で知りたい会社、何から調べるか迷っている会社
外注せず道具を使うGoogleアラート/Similarweb/リアンカー競合の新しい発表や記事を自動で集める。サイトのアクセスの規模を見る無料〜月数百円から競合の動きを毎週追い続けたい会社
競合調査の外注先の一覧(料金は公式ページで確認できたものだけ)

料金について

料金・提供内容は2026年10月時点で各社が公式ページで公開している情報をもとにした目安です。税の扱いや契約期間の条件は各社で異なります。最新の条件は各サービスの公式ページで確認してください。

同じ「競合調査」でも、頼みたい中身によって合う先が変わります。机の上で公開情報を集める作業なら、クラウドソーシングやアシスタントで足ります。顧客に聞かないと分からないことなら、調査会社の出番です。

次の章から、種類ごとに中身を見ていきます。

クラウドソーシングで競合調査を外注する

クラウドソーシングは、仕事を出したい会社と、個人で働く人をつなぐサイトです。競合調査のように「項目が決まっている調べもの」と相性がよい依頼先です。

ランサーズ・クラウドワークス:募集して相手を選ぶ

ランサーズは、マーケティングの中に「調査・分析・解析・リサーチャー」の分類があります。市場調査や競合分析、アンケート、海外調査などが並んでいます。依頼の出し方は、コンペ方式・プロジェクト方式・タスク方式の3つから選べます。

クラウドワークスにも「競合分析」「調査・リサーチ」「市場調査・マーケットリサーチ」の分類があります。どちらも、仕事の内容を書いて募集し、応募してきた人から選ぶ形が基本です。

ランサーズは公式ページで「依頼は無料」と案内し、支払いは納品を確認してからの形です。発注する側の手数料の率は、このページを書いた時点で公式の案内を確認できませんでした。発注の画面で総額を確かめてください。

ココナラ:出品されたサービスを買う

ココナラは、個人が自分のスキルを「出品」し、それを買う形のサイトです。「競合分析を代行します」「デスクリサーチ代行します」といった出品が並んでいます。

市場調査・データ収集代行のカテゴリでは、3,000円前後から数万円までの出品が見られます。値段と中身が先に出ているので、募集の手間をかけずに頼めるのが利点です。

クラウドソーシングが向く場面と注意点

  • 向く:調べる会社と項目が決まっていて、表に埋めてほしい
  • 向く:1回きりで、数千円〜数万円の範囲で済ませたい
  • 注意:相手によって質に差がある。過去の実績と評価を見て選ぶ
  • 注意:社外秘の情報を渡すなら、秘密保持の取り決めを先に確認する
  • 注意:「何を調べるか」を決めるのは依頼する側。丸投げはうまくいきにくい

クラウドソーシングで頼めるのは、主に公開されている情報の収集と整理です。分析や打ち手の提案まで期待するなら、その経験がある人を選ぶか、別の依頼先と組み合わせます。

オンラインアシスタントに競合調査を外注する

オンラインアシスタントは、事務の作業を月の時間単位でまとめて任せるサービスです。秘書業務や経理と並んで、リサーチ(調べもの)を受けているところが多くあります。

競合調査だけを頼むというより、ほかの作業と合わせて毎月の時間の中で回してもらう使い方になります。たとえば「毎週月曜に競合3社のサイトを見て、変わった点を表に書く」のような決まった作業です。

各社の料金と条件

サービスリサーチの扱い料金の目安条件
CASTER BIZ assistant秘書・事務・翻訳の作業にリサーチを掲載月30時間で月132,000円(6か月契約)、月120,000円(12か月契約)。いずれも税抜月30時間から
HELP YOU秘書・広報の作業にリサーチを掲載チームプラン月30時間で月100,000円最低6か月。税の扱いは公式ページで確認
i-STAFF営業アシスタントに情報収集・資料作成を掲載ライトプラン月114,000円(3か月契約、税抜)月30時間から。平日9時〜18時
オンラインアシスタント各社の料金(公式ページで確認できた範囲)

料金について

料金・提供内容は2026年10月時点で各社が公式ページで公開している情報をもとにした目安です。税の扱いや契約期間の条件は各社で異なります。最新の条件は各サービスの公式ページで確認してください。

どの社も、月30時間・数か月の契約が基本の形です。競合調査が月に数時間で終わるなら、残りの時間に何を任せるかを先に考えておくと、費用が無駄になりません。

オンラインアシスタントが向く場面

  • 競合調査に加えて、資料づくりや事務も任せたい
  • 毎週・毎月の決まった調べものを、同じ人やチームに続けて頼みたい
  • クラウドソーシングで毎回相手を探す手間を省きたい

反対に、調べものが年に数回しか無いなら、月額の契約より1回ごとの依頼のほうが扱いやすいでしょう。その場合はクラウドソーシングが合います。

調査会社・リサーチ会社に競合調査を外注する

調査会社は、アンケートやインタビューで「人に聞く」調査を本業にしている会社です。公開情報をまとめる作業とは別に、顧客が競合をどう見ているかを数字で知りたいときに頼みます。

調査会社に頼めること

  • マクロミル:ネットのアンケート、対面の調査、海外の調査、戦略づくりのコンサルまでを案内している
  • クロス・マーケティング:ネットのアンケートやインタビューに加え、自社と競合の使われ方を調べる調査をメニューに載せている
  • 矢野経済研究所:業界ごとの専門の調査員による受託調査と、市場の調査資料の販売をしている

3社とも、公式ページのトップには料金表を出していません。調べたい内容を伝えて見積もりをとる形です。依頼する前に、予算の上限を社内で決めておくと話が早く進みます。

調査会社のセルフ型の道具

調査会社には、自分でアンケートを作れる道具もあります。マクロミルのQuestant(クエスタント)は無料プランがあり、1つのアンケートで10問まで作れます。回答者を集めるパネル調査は、10問・100人で10,000円の例が公式ページに載っています。

「顧客は競合のどこを気に入っているか」を少人数に聞くだけなら、まずこうした道具で試す手もあります。結果を見てから、本格的な調査を頼むかどうかを決められます。

調査会社が向くのはこんなとき

新しい市場に入るか決める、値上げの影響を顧客に確かめる、など判断の重さに見合う予算をとれるとき。公開情報の整理だけなら、ほかの依頼先のほうが安く済みます。

コンサル・専門家への相談で競合調査を補う

コンサルに頼むと、調査だけでなく「その結果をどう使うか」まで一緒に考えてもらえます。ただ、調査一式を任せると費用は大きくなります。中小の会社なら、短い相談だけを使う形が現実的です。

ビザスクdirect:業界に詳しい人に1時間話を聞く

ビザスクdirectは、業界に詳しい人を探して話を聞けるサービスです。業界の調査や競合の分析を目的に、1時間からの「スポットコンサル」を申し込めます。

公式ページの案内では、スポットコンサルは1時間30,000円から、利用料として相手への謝礼の30%がかかります。1回だけの利用もできます。公開情報では分からない、業界の内側の事情を知りたいときに向きます。

よろず支援拠点:国の無料の経営相談

よろず支援拠点は、国が各都道府県に置いている無料の経営相談所です。中小企業や小規模事業者、これから創業する人が、何度でも無料で相談できます。

競合調査そのものを代わりにやってくれる場所ではありません。「何を調べればよいか」「調べた結果をどう売り方に生かすか」を相談する先として使えます。外注の前に方向を固めたいときの、費用のかからない選択肢です。

競合調査の進め方そのもの(情報源の選び方や追い方)は、リアンカーのブログで手順を詳しく解説しています。外注するかどうかを決める前に、自社でどこまでできるかを見積もる材料になります。

BtoB競合調査のやり方を読む(リアンカー)

競合調査を外注する前に決めておく5つのこと

どの依頼先を選んでも、頼む側が決めておかないと進まないことがあります。ここが曖昧だと、見積もりが比べられず、納品物も使い道が見つかりません。

依頼の前に決めること

  • 何を判断するための調査か(例:値上げしてよいか、この機能を作るか)
  • 調べる競合はどの会社か(3〜5社に絞る)
  • 比べる項目は何か(価格、機能、対応している業種など3〜5個)
  • 納品の形はどうするか(表のファイル、1枚のまとめ、報告の打ち合わせ)
  • 1回で終わる調査か、毎月続ける調査か

特に大事なのは最後の項目です。1回きりの調査と、毎月続く調査では、合う依頼先も費用の形もまったく違います。1回きりならクラウドソーシングや調査会社、続けるならアシスタントや道具が候補になります。

比べる項目の決め方に迷うなら、3C分析やSWOT分析といったフレームワーク(考えを整理するための型)が助けになります。それぞれの使いどころは、リアンカーの競合分析のフレームワーク7選にまとめています。

競合分析の3ステップを示した図。決める、集める、比べるの3工程が並び、それぞれで何をするか、かける時間の目安、つまずきやすい点が整理されている。
図:競合分析の3ステップ。「集める」から始めると終わらなくなる。

依頼の文面には、上の5つをそのまま書きます。項目を決めた表の見本を付けると、相手が何を返せばよいか分かり、やり直しが減ります。表の見本が手元に無いなら、リアンカーの競合監視シートの作り方にある項目例を下敷きにできます。

競合調査を外注せず自分でやる場合の安い選択肢

競合調査のうち「競合が新しく何を発表したか」を追う部分は、毎週続く作業です。ここを人に頼むと、月額の費用がずっとかかります。決まった情報を集めるだけなら、道具に任せたほうが安く済みます。

道具何ができる費用向く人
Googleアラート指定した言葉を含む新しい記事を見つけて知らせる。頻度や情報源を選べる無料まず費用をかけずに始めたい人
Similarweb競合サイトのアクセスの規模を見る無料のチェッカーがある無料の道具あり。有料プランは公式ページで確認競合のサイトの集客力をざっくり知りたい人
リアンカーPR TIMESとGoogle Newsから競合の発表を集め、毎朝まとめてメールやSlackで届ける無料プラン(2件まで、週2回)。スタンダードは月300円(税抜)競合のプレスリリースを毎日追いたい人
自分でやる場合の道具(無料〜月数百円)

料金について

料金・提供内容は2026年10月時点で各社が公式ページで公開している情報をもとにした目安です。税の扱いや契約期間の条件は各社で異なります。最新の条件は各サービスの公式ページで確認してください。

Googleアラートは、費用をかけずに始められるのが強みです。ただし言葉の選び方で拾う記事の量が大きく変わります。会社名だけで登録すると、関係のない記事が混ざることもあります。

Similarwebの数字は推計の値です。正確なアクセス数ではなく、規模の目安として見るのがよい使い方です。精度の考え方はリアンカーの競合サイトのアクセス数を調べる方法で解説しています。

リアンカーは、合同会社商陣が開発している競合監視のサービスです。追えるのはプレスリリースとニュースが中心で、競合のサイトの細かな変更や、顧客の評判までは拾いません。そうした情報が要るなら、ほかの道具や外注と組み合わせてください。

競合の発表を毎週人に見てもらっているなら、その部分だけ道具に置き換えると月額の費用が下がります。リアンカーは無料プランで2件まで試せます。

リアンカーの公式ページを見る

道具を組み合わせて調べものを自動にする手順は、リアンカーの競合調査を自動化する方法にまとめています。

競合調査の外注先を選ぶ目安

ここまでの内容を、状況ごとの目安にまとめます。1つに決める必要はありません。1回きりの深い調査は外に頼み、毎週の動きは道具で追う、という分け方がよくある形です。

こんな状況なら合う依頼先
競合3〜5社の価格や機能を、表に1回まとめてほしいクラウドソーシング
競合調査に加えて、毎月の事務作業も任せたいオンラインアシスタント
顧客が競合をどう見ているかを、数字で知りたい調査会社・リサーチ会社
業界の内側の事情を、短時間で知りたいビザスクdirectのスポット相談
何から調べればよいか、まず相談したいよろず支援拠点
競合の新しい発表を、毎週もれなく追いたいGoogleアラートやリアンカーなどの道具
状況ごとに合う外注先の目安

迷ったら、まず小さく1回頼んでみるのが確実です。数千円の依頼で納品物を見れば、自社に必要な深さが分かります。そのうえで、続けるか、別の依頼先に切り替えるかを決められます。

なお、外注した結果を社内で読まれる形にまとめるのは、頼む側の仕事として残ります。まとめ方は、商陣の競合分析レポートの作り方の記事も参考にしてください。

Q. 競合調査の外注は、いくらくらいかかりますか?

A. 依頼先の種類で大きく変わります。ココナラの出品は数千円〜数万円、オンラインアシスタントは月30時間で月10万円前後から、ビザスクdirectのスポット相談は1時間3万円からです。調査会社は見積もりになります。いずれも2026年10月時点の公式ページの情報による目安です。

Q. 競合調査を外注するとき、何を伝えればよいですか?

A. 何を判断するための調査か、調べる会社、比べる項目、納品の形、1回か継続かの5つです。比べる項目を入れた表の見本を付けると、やり直しが減ります。

Q. クラウドソーシングとオンラインアシスタントは、どちらがよいですか?

A. 1回きりならクラウドソーシング、毎月続けるならオンラインアシスタントが扱いやすい形です。アシスタントは月30時間・数か月の契約が基本なので、ほかに任せたい作業があるかも合わせて考えてください。

Q. 外注せずに、無料で競合調査をする方法はありますか?

A. Googleアラートで競合の名前を登録すると、新しい記事を無料で受け取れます。サイトのアクセスの規模はSimilarwebの無料の道具で見られます。プレスリリースを毎日追いたいなら、リアンカーの無料プランも選択肢です。

まとめ:競合調査の外注は「1回か、続けるか」で選ぶ

  • 競合調査の外注先は、クラウドソーシング・オンラインアシスタント・調査会社・コンサルの4種類
  • 1回きりの表づくりはクラウドソーシング、毎月の作業はオンラインアシスタントが合う
  • 顧客の声や市場の数字が要るなら調査会社。業界の事情はスポット相談で短時間に聞ける
  • 頼む前に、判断したいこと・会社・項目・納品の形・頻度の5つを決めておく
  • 毎週の動きを追う部分は、外注より道具のほうが安く済むことが多い

外注は、自社の時間を買う手段です。何を自社でやり、何を外に出し、何を道具に任せるか。その線引きが決まれば、競合調査は少ない費用で続けられます。

外注先を決めたあと、競合の動きを毎日追う部分はリアンカーに任せられます。登録した競合の発表が毎朝まとめて届きます。

リアンカーの公式ページを見る

リアンカー のご案内

リアンカー

PR TIMES・Google Newsから競合のリリースを自動で集め、毎朝まとめて通知する競合監視サービス。無料プランあり、スタンダードは月300円。