旅程さんとは?時間を守りすぎない旅のしおりを作れるサービス
旅程さんは、旅のしおりを登録なしで作れるサービスです。予定ごとに「時間厳守」「〇時までに」「じゆう」を書き分けられるのが特徴。作った背景、できること、向いている人、使い方を紹介します。
著者:商陣編集部
旅行の予定を立てたのに、当日は時計ばかり気にして終わった——。旅のしおりを作ったことがある人なら、一度は覚えのある感覚だと思います。旅程さん(旅程さんでしおりを作ってみる)は、その原因を「すべての予定を同じ強さで書いてしまうこと」だと考えて作った、旅のしおり作成サービスです。
旅程さん:守る時間と、ゆるくていい時間を分けて書ける旅のしおり。
旅程さんでしおりを作ってみる旅程さんとは
旅程さんは、旅のしおりをブラウザだけで作れるサービスです。会員登録は要りません。作ったしおりはURLを送るだけで共有でき、受け取った側もアプリのインストールや登録なしで開けます。
いちばんの特徴は、予定ごとに「守り度」を3段階で書き分けられることです。新幹線のように1分でも遅れたら成立しない予定と、昼ごはんのように30分ずれても何も壊れない予定を、同じ見た目で並べない。それだけで、旅の途中の焦り方がまったく変わります。
旅程さんを作った背景
旅程表を作るとき、多くの人は時刻を等間隔に並べていきます。9:00に出発、12:00に昼食、14:00に観光——。一見きれいに見えますが、この書き方には落とし穴があります。すべての時刻が「同じ重さ」に見えてしまうことです。
実際には、守らないと旅が壊れる時刻はごく少ない。多くの予定は多少ずれても問題ありません。ところが同じ書き方で並んでいると、1つ遅れただけで全部が遅れているように感じて、そこから先はずっと時計を気にすることになります。
もうひとつ、しおりは「作る人」より「見る人」のほうが多いという事情もあります。作った本人は使い方を分かっていても、共有された家族や友人にアプリの登録を求めた時点で、半分は見てくれません。旅程さんが登録なしにこだわっているのは、この一点のためです。
旅程さんでできること
旅程さんは、旅程を「崩れにくく書く」ことに機能を寄せています。
- 守り度の書き分け:予定ごとに「🔒 時間厳守」「⏰ 〇時までに」「🍃 じゆう」を選べます。じゆうの予定は時刻が「12時ごろ」と表示され、そもそも分単位で見えなくなります。
- 移動と余白も予定として置ける:移動時間や「あそび時間」を1つの予定として並べられます。予定と予定のあいだが見えるので、詰め込みすぎが事前に分かります。
- 登録なしで共有:作ったしおりはURLを送るだけ。受け取る側に会員登録もアプリのインストールも求めません。編集だけを合言葉で守る仕組みです。
- 持ち物・やること・おみやげ:予定とは別にリストを持てます。よく持っていくものを登録しておくと、新しい旅にも自動で入ります。
- 写真と表紙:旅ごとに写真を入れられます。入れなければ表示されないので、使わない人の画面が散らかりません。
- 印刷とオフライン:折って持ち歩ける形に印刷でき、電波のない場所でも開けます。
どんな人に向いているか
旅程さんが向いているのは、次のような人です。
- 旅程を作るのは好きだが、当日は時間に追われて疲れてしまう人
- 家族や友人と旅程を共有したいが、相手にアプリを入れてもらうのが難しい人
- 幹事として複数人ぶんの予定をまとめる立場の人
- 子ども連れなど、予定通りに進まないことが前提の旅をする人
逆に、分単位で管理された行程を厳密に運用したい旅——添乗員のいる団体旅行や、視察のように時刻が契約に近い旅——には向いていません。旅程さんは「守らなくていい時間を、守らなくていいと分かるように書く」ための道具だからです。
旅程を作るたびに時間に追われているなら、一度この書き方を試してみてください。登録は要りません。
旅程さんでしおりを作ってみる既存の方法との違い
| 方法 | 共有のしやすさ | つまずきやすい点 |
|---|---|---|
| 紙・手書き | その場にいる人だけ | 変更のたびに作り直しになる |
| 表計算ソフト | ファイルを送る必要がある | スマホで開くと読みにくい |
| しおり作成アプリ | 相手にも導入を求めることが多い | 見る側のハードルが高い |
| 旅程さん | URLを送るだけ | 分単位の厳密な管理には向かない |
機能の多さで比べると、旅程さんは決して多機能ではありません。時刻の書き分けと、見る人のハードルの低さ。この2点に絞っています。
実際の使い方
- 1旅の名前と日程を入れてしおりを作ります。テンプレートから始めることもできます。
- 2予定を並べ、それぞれに守り度を付けます。時間厳守は1日1つまでに絞るのがおすすめです。
- 3移動と「あそび時間」を予定として置きます。ここが詰め込みすぎを吸収する枠になります。
- 4持ち物・やること・おみやげを書き足します。
- 5できたらURLを送って共有します。編集させたくない場合は合言葉を設定します。
行き先ごとのモデルコースも用意しています。たとえば金沢2泊3日のモデルコースでは、記事のコースをそのまま自分の出発日にコピーして使えるしおりを置いています。1から作るのが面倒なときは、そこから始めるのが早いです。
開発・運営で大事にしていること
旅程さんは、機能を足すより「書き方を変える」ことで問題を解こうとしているサービスです。そのため、追加を検討する機能はいつも「これは旅程を崩れにくくするか」で判断しています。便利そうでも、予定を増やす方向に働く機能は入れていません。
共有についても同じ考え方で、見る人に何も求めないことを最優先にしています。会員登録を入れれば実装は楽になりますが、それは作る側の都合であって、見る側の都合ではありません。
よくある質問
Q. 無料で使えますか。
A. 無料で使えます。会員登録も要りません。作ったしおりのURLを知っている人だけが見られる仕組みです。
Q. 共有した相手も登録が必要ですか。
A. 不要です。届いたURLをブラウザで開くだけで見られます。アプリのインストールも求めません。
Q. 勝手に書き換えられませんか。
A. 合言葉を設定すると、それを知っている人だけが編集できます。設定しなければ、URLを知っている人は編集もできる状態になります。
Q. 海外旅行でも使えますか。
A. 使えます。時刻はタイムゾーンを持たず「現地で何時か」だけを扱う設計なので、時差で予定がずれることがありません。
Q. 印刷できますか。
A. できます。折って持ち歩ける形に整えた印刷ページを用意しています。
旅程さんを使ってみる
旅程さんは公開中で、登録なしですぐ試せます。詳しくは旅程さんの公式ページをご覧ください。旅程の組み立て方については旅程さんの記事一覧にもまとめています。商陣のほかのプロダクトはプロダクト一覧から確認できます。