広報・PR2026年7月26日

広報の外注相場|PR会社・フリーランス・単発代行の料金

広報の外注相場を、PR会社の月額支援・業務委託のフリーランス・リリース作成などの単発代行・自分で回すツールの4つに分けて並べました。公開料金の幅、任せられること、社内に残すことが分かります。

著者:商陣編集部

広報の外注相場は、頼む先の種類でまったく違います。月額でPR会社に任せるのか、フリーランスに週何日か入ってもらうのか、リリース1本だけ頼むのか。このページでは、広報を外に頼む先を4種類に分け、料金の幅と任せられる範囲を並べます。

載せた料金は、各社が公式ページで公開している金額だけです。PR会社は料金を「お問い合わせ」にしている会社が多く、公開している会社は一部です。そのため「相場」は、確かめられた複数社の公開価格の幅として書いています。

広報の予算そのものの立て方は、専門サイトのリアンカーにまとめています。このページは「どこに、いくらで、何を頼めるか」を外から見渡すための一覧です。

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広報の外注相場を4つの頼み先で一覧にする

広報の外注先は、大きく4つに分かれます。月額で広報をまとめて任せるPR会社。業務委託で入ってもらうフリーランス。リリース作成などを1本ずつ頼む単発の代行。そして外注せず、ツールで自分たちが回すやり方です。

頼み先何ができる向く会社費用の目安(公開価格)
PR会社(月額の広報支援)戦略づくり、リリース作成、記者への売り込み、定例の相談露出を本格的に増やしたい会社、社内に広報経験者がいない会社月5万〜50万円〜(コンサルのみは月15万〜25万円〜)
広報の業務委託・フリーランス社内の広報担当と同じ動きを、週何日かで担う広報担当を1人雇う前の会社、スタートアップ月10万円の出品例〜、紹介サービスの案件例で月20万〜50万円以上
単発の代行(リリース作成・取材対応)リリース1本の作成、配信の入稿、取材の段取り発表が年に数回の会社、まず1本出してみたい会社1本 数千円〜8万円(配信サービスの作成代行は5万円)
広報向けツール(自分で回す)リリース配信、自社や競合の発表の収集、掲載の確認社内に書ける人がいて、手間を減らしたい会社配信は1件3万円 or 月3.5万円〜、情報収集は0円〜月300円
料金・提供内容は2026年10月時点で各社が公開している情報をもとにした目安です(税別)。最新の条件は各社の公式ページで確認してください。

同じ「広報の外注」でも、月の費用は数千円から50万円以上まで開きます。差の大半は「記者に売り込む人が付くかどうか」と「毎月の稼働があるかどうか」で説明できます。

以下、頼み先ごとに、公開されている料金・任せられること・向く会社を並べます。料金を公開していない会社は、存在とサービス内容だけを書きます。

PR会社に広報を外注する場合の相場(月額の広報支援)

PR会社に月額で広報を任せる契約は「リテナー契約」と呼ばれます。リテナーは、毎月決まった額で継続して支援を受ける契約のことです。多くの会社が最短6か月〜1年の契約期間を設けています。

リテナーとは別に、戦略や進め方の助言だけを受ける「コンサルティング契約」を用意している会社もあります。こちらは実務を社内でやる前提なので、月額は低めに設定されています。

料金を公開しているPR会社の例

会社プラン月額(税別)契約期間・条件
株式会社ベンチャー広報リテナー契約(広報代行)50万円〜6か月〜。報道用資料の作成は原則月1件まで
株式会社ベンチャー広報コンサルティング契約25万円〜6か月〜。実務は依頼企業が行う
株式会社KANOWA広報PR支援 リテナー契約25万円〜最短6か月。サンプル代・送料などは別
株式会社KANOWA広報PRコンサルティング15万円〜月1回の面談とメール・チャットでの相談
株式会社KANOWA広報PR内製化支援30万円〜社内担当者への伴走とOJT・研修
独立社パブリック・リレーションズ戦略PR代行(定額)5万円〜最短1年更新。広報部署のない中小企業向け
料金・提供内容は2026年10月時点で各社が公開している情報をもとにした目安です(税別)。最新の条件は各社の公式ページで確認してください。

公開されている月額の下限は、5万円から50万円まで幅があります。開きが大きいのは、含まれる業務が違うためです。金額だけで比べず、何が月額に入っているかを見比べてください。

たとえば、記者への個別の売り込みが入るかどうかで、担当者の稼働は大きく変わります。リリースを書いて配信するだけなら、月に数時間で済むこともあります。記者に電話をかけ、会いに行き、取材の段取りまで組むなら、その何倍もの時間がかかります。

契約期間も費用の一部と考えておくと判断しやすくなります。月25万円で最短6か月なら、最低でも150万円の約束です。月5万円で1年更新なら60万円です。月額と契約期間をかけた総額で並べると、頼み先どうしを比べやすくなります。

PR会社の月額で任せられること

  • 広報の戦略づくり:何を、どのメディアに、どの切り口で出すかを決める
  • 報道用資料の作成:プレスリリースやプレスキット(記者向けの資料一式)を作る
  • メディアリストの作成:売り込む記者・媒体の一覧を用意する
  • 記者への個別の売り込み:電話・メール・訪問で取り上げてもらうよう働きかける
  • 定例の打ち合わせと随時の相談

ベンチャー広報のリテナーには、上の項目がほぼそのまま含まれると公式ページに書かれています。独立社の定額プランは、リリース作成のほかにWebサイトやSNSの更新、チラシ作成まで含む例が示されています。

料金を公開していないPR会社も多い

PR会社の多くは、料金を資料請求や問い合わせで案内しています。たとえば株式会社PRIZMAは調査リリースやホワイトペーパー制作を、株式会社Enjinは経営者ブランディングやテレビPRなどを扱っています。どちらも公式ページに金額は載っていません。

元アナウンサーによる広報支援の「女子アナ広報室」(株式会社トークナビ)も、料金表は資料ダウンロードで案内する形です。こうした会社は、見積もりを取って初めて比べられます。

PR会社の月額に入っていないことが多いもの

記者発表会の開催、出版のプロデュース、サンプル品の送料などは、月額とは別の見積もりになる例が公式ページに書かれています。年間の総額で比べるときは、別料金になる項目も先に聞いておくと安心です。

広報の業務委託・フリーランスに外注する場合の相場

PR会社ほどの体制は要らないが、社内に広報担当の代わりがほしい。そんなときに使われるのが、業務委託のフリーランスです。業務委託は、雇用ではなく業務単位で契約する働き方を指します。

探し方は、人材の紹介サービスを通すか、スキルを売り買いするサイトで直接頼むかの2通りです。どちらを使うかで、相場も任せ方も変わります。

紹介サービスを通して頼む(例:Waris)

Waris(株式会社Waris)は、業務委託のフリーランス人材を企業に紹介するサービスです。広報・PRの案件も扱っています。働き手向けのページには、広報の案件例と報酬が載っています。

案件の例稼働(月)報酬の例(月)
広報担当(教育系NPO)80時間〜20万円〜
PR担当(女性向けライフスタイル企業)60時間〜21万円
社外・社内広報担当(ヘルスケア企業)80時間〜32万円〜
広報PR担当(AIスタートアップ)100時間〜35万円〜
広報PRマネージャー(AIベンチャー)100時間〜50万円〜
Warisの働き手向けページに掲載された案件例(2026年10月時点)。企業が支払う額は、これに紹介会社の手数料が加わります。企業向けの価格表は資料請求で案内されています。

月60〜100時間ほどの稼働で、報酬の例は月20万〜50万円です。週2〜3日、社内の広報担当として動いてもらうイメージに近い金額です。

スキル販売サイトで直接頼む(例:ココナラ)

ココナラの「広報・PR代行」カテゴリには、2026年10月時点で166件の出品があります。リリース1本の作成から、月額で広報担当を引き受ける出品まで並んでいます。

月額の例では、元大手企業の広報経験者による「月10万円」の広報担当サービスが出品されています。料金は出品者ごとに決まるため、経歴と実績の件数を見て選ぶ形です。

フリーランスに任せられること

  • リリースの企画と作成、配信サービスへの入稿
  • メディアからの問い合わせの一次対応
  • SNSやオウンドメディア(自社で運営する記事サイト)の更新
  • 社内の情報を集めて、発表のネタにする作業

フリーランスはPR会社に比べて、社内に入り込んで動く形に向いています。一方で、記者とのつながりは人によって差があります。「どの媒体に掲載実績があるか」を事前に聞いておくと、期待とのずれが減ります。

PR会社とフリーランスのどちらに頼むかで迷ったら、比べる軸と契約前に確かめることを、専門サイトのリアンカーで詳しくまとめています。

広報代行・PR会社の選び方を読む(リアンカー)

単発の広報代行(リリース作成・取材対応)の相場

発表が年に数回なら、毎月の契約は要らないこともあります。プレスリリースを1本ずつ頼む単発の代行なら、必要なときだけ費用が出ます。

サービス内容料金(税別)
PR TIMES(リリース原稿作成)配信サービスの担当者による原稿作成1回5万円
valuepress(原稿作成)スタンダード以上の定額プランに含まれる。回数制限なし定額プラン内(30日3.5万円〜)
独立社パブリック・リレーションズプレスリリース制作(スポット)3万円〜
ココナラ「プレスリリース作成」個人の出品者が作成。162件の出品表示分で3,000円〜8万円
料金・提供内容は2026年10月時点で各社が公開している情報をもとにした目安です(税別)。最新の条件は各社の公式ページで確認してください。

リリース1本の作成なら、相場は数千円から8万円の幅です。配信サービスや会社に頼むと3万〜5万円、個人の出品者だと1万円台以下の出品も見られます。

単発の代行で確かめたいこと

  • ヒアリング(聞き取り)の回数と方法:資料だけで書くのか、話を聞いて書くのか
  • 修正の回数:何回まで料金内で直してもらえるか
  • 配信の費用:作成料金に配信が含まれるか、別に払うのか
  • 納期:初稿まで何営業日かかるか

取材対応の代行

テレビや雑誌の取材が来たときの段取りや立ち会いを頼めるサービスもあります。女子アナ広報室は、取材内容と日程の調整や当日の立ち会いを支援内容に挙げています。料金は資料での案内です。

リリース代行の料金と配信サービスは、同じ商陣のプレスリリース代行の料金をまとめた記事と無料で使えるプレスリリース配信サービスで並べています。

広報を外注せず自分で回す場合のツールと費用

社内に文章を書ける人がいるなら、外注せずにツールで回すやり方もあります。この場合、費用の大半はリリースの配信料です。

ツール何ができる費用(税別)
PR TIMESプレスリリースの配信1件3万円、または定額で月7万円〜
valuepressプレスリリースの配信(定額は原稿作成込み)1配信3万円、または30日ごと3.5万円〜。お試しのフリープランあり
Googleアラート自社名・競合名がWebに出たらメールで知らせる無料
リアンカー(商陣が開発)PR TIMES・Google Newsから競合や業界の発表を集めて毎朝通知無料プランあり、スタンダード月300円
料金・提供内容は2026年10月時点で各社が公開している情報をもとにした目安です(税別)。最新の条件は各社の公式ページで確認してください。

配信サービスの定額プランは、毎月リリースを出す会社ほど1件あたりが安くなります。PR TIMESなら従量で月3本出すと9万円、定額なら月7万円〜です。年に数本なら従量のほうが無駄がありません。valuepressの定額プランは原稿作成が含まれるので、書く人がいない会社の選択肢にもなります。

自分で回すときの手間は、書くことよりも「何を出すか決めるための情報集め」に出がちです。競合がいつ何を発表したか、業界で何が話題か。ここをツールに任せると、書く時間を確保しやすくなります。

リアンカーは、競合や業界の発表を毎朝まとめて届ける競合監視サービスです。広報を内製する会社の情報集めに向きます。リリースの作成や記者への売り込みはできないので、そこは上の外注先と組み合わせてください。

リアンカーの公式ページを見る

ひとりで広報を回す場合のツールの組み方は、広報ひとり体制の情報収集ツールにまとめています。

広報を外注しても社内に残すこと

どの頼み先を選んでも、社内でしかできない仕事があります。ここを外注先に丸投げすると、相場どおりの費用を払っても成果が出にくくなります。

  • 発表のネタ出し:新サービス、数字、事例など、社内にしかない情報を集めて渡す
  • 最終の判断:何を出すか、出さないか、言ってよい表現かを決める
  • 取材を受ける人:記者が話を聞きたいのは、外注先ではなく社内の当事者
  • 事実の確認:リリースの数字や固有名詞が正しいかを確かめる
  • 外注先との窓口:やり取りを担う人を1人決めておく

月額のPR会社に頼んでも、ネタが出てこなければ売り込む材料がありません。外注の費用を活かすには、社内で月に何時間を広報にあてられるかを先に決めておくのが近道です。

内製化を前提にした外注もある

KANOWAの「内製化支援」のように、いずれ社内で回せるよう担当者を育てる形の支援もあります。数年後に広報担当を置く予定なら、こうした形も選択肢に入ります。

スタートアップ・中小企業の広報外注の選び方と見積もりの取り方

どの頼み先が合うかは、会社の段階と、社内で広報にあてられる時間で決まります。目安を並べます。

会社の状況合いやすい頼み先月の費用の目安
発表は年に数回、社内に書ける人がいるツールで自分で回す配信1件3万円+情報集め0〜300円
発表は年に数回、書ける人がいない単発の代行1本 数千円〜8万円
毎月発表したい、広報担当を雇う前業務委託・フリーランス月10万〜50万円
資金調達や大型発表に合わせて露出を増やしたいPR会社のリテナー月25万〜50万円〜
社内に担当はいるが、進め方に自信がないPR会社のコンサル契約月15万〜25万円〜
広報部署がなく、予算を抑えて継続したい低価格の定額PR代行月5万円〜
公開価格の幅から作った目安です。実際の金額は、頼む範囲と稼働量で変わります。

スタートアップが広報を外注するとき

スタートアップは、資金調達の発表など山場がはっきりしています。山場の前後だけPR会社やフリーランスに入ってもらい、それ以外はツールで回す組み方もできます。最短の契約期間を先に確かめておくと、組み立てやすくなります。

中小企業が広報を外注するとき

中小企業では、広報だけの担当を置けないことが多いです。リリース作成とWeb・SNSの更新をまとめて任せられる定額の代行や、単発の代行から始めると負担が小さく済みます。

広報の外注相場を見積もりで確かめる手順

  1. 1頼みたい業務を書き出す(リリース作成、売り込み、SNS、取材対応など)
  2. 2月に何本の発表があるか、社内で何時間あてられるかを決める
  3. 3頼み先の種類を1〜2つに絞る
  4. 4料金を公開している会社と、公開していない会社を混ぜて2〜3社に見積もりを頼む
  5. 5同じ業務の範囲で金額を並べ、別料金の項目と契約期間も比べる

見積もりで聞いておくこと

  • 月額に含まれる業務の一覧
  • リリースの本数の上限
  • 記者への売り込みが含まれるか
  • 別料金になる項目(記者発表会、送料、配信料など)
  • 最短の契約期間と、途中で解約するときの条件
  • 担当者は誰で、何社を同時に受け持っているか

広報にいくら使うかを決める段階なら、費用の項目と内製・外注の配分の考え方をリアンカーで詳しく書いています。

広報予算の立て方を読む(リアンカー)

広報の外注相場でよくある質問

Q. 広報の外注相場は、結局いくらですか?

A. 頼み先で変わります。2026年10月時点の公開価格では、PR会社の月額が5万〜50万円〜、フリーランスが月10万〜50万円ほど、リリース1本の単発代行が数千円〜8万円です。何を任せるかで決まるので、まず頼みたい業務を書き出すところから始めてください。

Q. PR会社は料金を公開していないことが多いのはなぜですか?

A. 頼む業務の範囲や量で金額が大きく変わるためと考えられます。公開している会社でも「〇万円〜」と下限だけを示す形がほとんどです。比べるときは、同じ業務の範囲で見積もりを取ると並べやすくなります。

Q. 成果報酬型の広報代行はありますか?

A. 掲載が決まったときに費用が発生する形を取る会社もあります。ただし今回確かめた公式ページには、成果報酬の金額を公開している例は見つかりませんでした。検討する場合は、1件あたりの金額と、何を「掲載」と数えるかを見積もりで確かめてください。

Q. 広報を外注すると、社内の手間はなくなりますか?

A. なくなりません。発表のネタ出し、最終の判断、取材を受ける人は社内に残ります。外注で減るのは、文章を書く、記者に連絡する、といった実務の部分です。

Q. スタートアップはどの頼み先から始めるのがよいですか?

A. 発表が少ないうちは、単発の代行かツールで自分で回す形から始める会社が多いです。資金調達の発表など山場が見えてきたら、その前後だけPR会社やフリーランスに入ってもらう組み方もできます。

まとめ:広報の外注相場は頼み先の種類で決まる

広報の外注相場は、頼み先の種類で桁が変わります。2026年10月時点の公開価格で見ると、PR会社の月額は5万〜50万円〜、業務委託のフリーランスは月10万〜50万円ほどです。単発のリリース作成は1本数千円〜8万円、自分で回す場合は配信1件3万円前後が中心になります。

どこに頼んでも、ネタ出しと最終判断と取材を受ける人は社内に残ります。社内で広報にあてられる時間を先に決め、足りない部分だけを外に頼むと、払った費用が成果につながりやすくなります。

予算の組み方は広報予算の立て方、PR会社の比べ方は広報代行・PR会社の選び方、ひとりで回す進め方はひとり広報の始め方を参考にしてください。

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