プロダクト紹介2026年10月24日

積算フクロウとは?無料の積算ソフト

積算フクロウは、図面のPDFで長さ・面積・個数を拾い、自社の単価で見積書にするクラウドの積算ソフトです。期間制限のない無料プランから始められます。できること、料金、向いている会社、始め方を紹介します。

著者:商陣編集部

工事の見積書をつくる前には、図面から床や壁の面積、配管や配線の長さ、器具の数を拾い出す積算の作業があります。積算フクロウ(積算フクロウを見る)は、その拾い出しを図面のPDFの上で行い、自社の単価をあてて見積書にするところまでを、案件ごとに1か所にまとめるクラウドの積算ソフトです。

積算フクロウ:図面の拾いから見積書まで、1つの案件で。

積算フクロウを無料で試す

積算フクロウとは

積算フクロウは、図面のPDFで長さ・面積・個数を拾い、品目マスタの単価で見積書をつくり、社内の承認を受けてからURLかPDFで提出するまでを、1つの案件でつなげるクラウドです。工種を問わない積算と見積書の道具として、建築・設備・電気・内装などの工事会社を想定しています。

積算フクロウのトップページ。「積算ソフト。図面の拾いから見積書の提出まで、1つの案件で。」という見出しと、永久無料プラン・月2,980円から料金を公開・カード登録なしの札が並んでいる。
画面の例:積算フクロウのトップページ(2026年10月)。期間制限なしの無料プランから始められる。

積算フクロウは、使える形にできた機能から順に公開しています。2026年10月時点で、図面積算・品目マスタ・見積書(PDF)は無料プランで使えます。社内の承認とURLでの送付は有料プランの機能で、有料プランの購入とAIの機能は準備中です。サイトでも機能ごとに「いま使えます」か「準備中」かが書かれています。

積算フクロウが生まれた背景と向いている会社

積算のやり方は、会社によってさまざまです。一般には、紙の図面に色を塗りながら電卓で数量を拾い、その数字をExcelの見積書に写す形がよく見られます。拾いの機能が深い積算専用ソフトを使う会社もありますが、資料請求やデモから始まる製品や、買い切りの製品が多い傾向です。

どの方法でも手が止まりやすいのは、拾った数量を別の見積書に写すところと、図面が変わったときにどこが変わったかを探すところです。積算フクロウは、拾いの根拠を図面の上に残し、積算の画面からそのまま見積書をつくる形にして、この2か所の手間を減らすことを目指しています。

  • 建築・設備・電気・内装など工種を問わず、何日もかかる工事を5〜20人ほどで回している工事会社
  • 図面のPDFを受け取って、床・壁・配管・配線・器具などの面積・長さ・個数を拾っている会社
  • 見積書を社内で確かめてから出したい会社
  • 料金を見てから決めたい、まず無料で試したい会社

一方で、受注後の原価管理・実行予算・工事台帳・請求書までを1つで済ませたい会社や、公共工事の積算基準に沿った標準の単価での積算が中心の会社には向いていない、とサイトにも書かれています。DWG・JWWの図面は、PDFに書き出せば拾えます。

積算フクロウでできること

積算フクロウの機能は、6つのまとまりに分かれています。2026年10月時点の公開の状態とあわせて表にしました。

機能できること状態
図面積算図面のPDFで縮尺を合わせ、長さ・面積・個数を拾う。数量調書をCSV・印刷(PDF)で書き出すいま使えます
品目マスタと人工自社の原価・見積単価・歩掛りから、金額と人工(「2名で約4日」などの目安)を出すいま使えます
見積書書式は標準・材工別・部屋別・シンプル・元請向けの5種類。版を重ねてPDFで保存できるいま使えます
承認とハンコ承認の依頼・承認・差し戻しを画面で回し、承認されるまで提出できない形にするスタンダード以上
提出と共有見積書をURLで送り、開いた日時・回数・PDFのダウンロードを記録するスタンダード以上
AIボタンを押したときだけ、AIが図面を読んで下拾いする準備中
積算フクロウの6つの機能(2026年10月時点)

ポイントは、図面の上に拾った根拠が残ることです。拾った場所は図面の上に色で残り、図面が寸法どおりでないときは計算式を入れた値を使えます。積算を直すと、変わった行に印を付けた見積書の新しい版をすすめてくれます。材工別の書式では、材料費と労務費を分け、法定福利費を別の行にした見積書を積算からそのままつくれます。

積算フクロウの画面ツアー。案件一覧・案件の中・図面積算・品目マスタ・見積書・見積の承認・メンバーと権限など8つの画面を順に見られる。
画面の例:積算フクロウの画面ツアー(2026年10月)。登録なしで、架空のサンプルの会社で8つの画面を見られる。

積算フクロウの使い方

  1. 1メールアドレスで登録する。FUKULO(フクロウ)の共通のアカウントで、メールアドレスとパスワードかGoogleアカウントを使う。カードの登録はいらない
  2. 2「はじめの設定」で会社名を入れる。無料プランで会社ができる
  3. 31件目の案件に図面を入れて拾い、見積書にするところまで試す
  4. 4人数や承認、URL送付が要るときに有料プランに変える(有料プランの購入は準備中)

ポイント

積算フクロウは、登録しなくても画面ツアーで実際の画面を順番に見られます。まず画面ツアーで流れをつかんでから、無料プランで1件目を試すと進めやすくなります。積算や見積書の書き方は、積算フクロウの記事にまとまっています。

積算フクロウの料金

積算フクロウの料金は、期間制限なしの永久無料プランと、3つの有料プランです。人ごとの課金ではなく、アカウント数の枠つきの定額で、お支払いは月払いです。2026年10月時点で、有料プランの購入は準備中です。

プラン月額(税込)アカウント案件の保存
無料0円11件
スタンダード2,980円5無制限
PRO9,900円20無制限
MASTER19,800円50無制限
積算フクロウの料金(2026年10月時点・サイトの表記どおり)

承認の流れとURL送付はスタンダード以上、見積のAIチェックとAI見積学習はPRO以上の機能です。くわしい違いは料金のページで確かめられます。

積算フクロウの運営

積算フクロウは、合同会社商陣(運営者情報)が運営するFUKULO(フクロウ)の製品です。同じシリーズには、工事写真台帳のフォトフクロウや、営業のデジタルセールスルームのルームフクロウがあり、同じアカウントで入れます。

積算フクロウのサイトでは、ツールのほかに、数量調書・材料拾い出し表・工事見積書(材工別)など23種類の積算と見積書の無料テンプレート(Excel)を登録不要で配っています(2026年10月時点)。無料テンプレートから選べます。現場で使う点検表を探している方は、点検板の紹介もあわせてどうぞ。

積算フクロウで積算と見積書をまとめる

図面から拾った数量を見積書に写す手間を減らしたいとき、拾いの根拠を残しておきたいときは、積算フクロウの無料プランで1件目の見積書までつくってみてください。商陣のほかのプロダクトはプロダクト一覧から、相談はお問い合わせからどうぞ。

Q. 積算フクロウは無料で使えますか?

A. 使えます。積算フクロウには期間制限なしの永久無料プランがあり、1アカウント・案件1件まで0円で使えます。図面積算・品目マスタ・見積書(PDF)まで試せて、カードの登録もいりません。

Q. 積算フクロウはどの図面で拾えますか?

A. 図面のPDFと画像(PNG・JPEG)で拾います。CADから書き出したPDFなら、線の端や交点に吸い付きます。DWG・DXF・JWWは受け取って保存できますが、画面で拾うときはPDFに書き出します。

Q. 積算フクロウで受注後の原価管理や請求書はできますか?

A. できません。積算フクロウは、図面の拾いから見積書の提出までに絞っています。実行予算・工事台帳・請求書は持たないので、必要な場合はほかの道具と組み合わせるか、サイトから開発の相談ができます。

積算フクロウ のご案内

積算フクロウ

図面の拾いから見積書まで、1つの案件で。