広報・PR2026年7月24日

プレスリリース代行の料金|4つの頼み先の相場と作業範囲

プレスリリース代行の料金を、PR会社・作成代行の専門会社・配信サービスの作成オプション・クラウドソーシングの4つの頼み先で並べました。各社の公開価格の幅、含まれる作業、向く会社、AIで自分で書く安い方法まで一覧で比べられます。

著者:商陣編集部

プレスリリース代行の料金は、1本数千円から月数十万円まで大きく開きます。差が出るのは、頼む先と、どこまでの作業を任せるかです。このページでは、代行の頼み先を4種類に分け、公式ページで確かめた料金と含まれる作業を並べます。

検索すると、上位には代行会社の自社ページが多く並びます。どれも自社のプランの説明が中心です。ここでは特定の会社を推さず、頼み方ごとの料金の幅を外から見渡せるようにまとめました。自分で書く場合に使える無料・低価格のAI作成ツールも短く紹介します。

リアンカー:PR TIMES・Google Newsから競合のリリースを自動で集め、毎朝まとめて通知する競合監視サービス。無料プランあり、スタンダードは月300円。

リアンカーの公式ページを見る

プレスリリース代行の料金は頼み先で決まる|4種類の一覧

プレスリリースの仕事は、大きく4つに分かれます。ネタを決める企画、原稿を書く作成、配信サービスに載せる配信、記者に直接働きかけるメディア営業です。代行の料金は、このうちどこまでを任せるかでほぼ決まります。

頼み先も4種類あります。PR会社、作成代行の専門会社、配信サービスの作成オプション、クラウドソーシングのフリーランスです。まず一覧で全体を見てください。

頼み先何をしてくれるか向く会社料金の目安(公開価格)
PR会社(月額契約)戦略づくり、原稿作成、メディアへの働きかけ、取材対応まで広報担当がいない、または継続して露出を増やしたい会社月20万円〜40万円〜(PR戦略室。最低6か月)
作成代行の専門会社原稿作成が中心。プランにより配信代行やメディア営業も発表の頻度は低いが、原稿の質は確保したい会社原稿のみ3万円、配信込み5万円、営業込み8万円(いぬのて・税別)。調査リリースは7万円〜50万円
配信サービスの作成オプション配信サービスのスタッフが原稿を作成、または添削配信先はもう決めていて、原稿だけ手を借りたい会社原稿作成5万円+配信3万円(PR TIMES・税抜)、原稿作成込みで30日3.5万円(ValuePress・税抜)など
クラウドソーシングのフリーランス原稿作成、添削、配信サイトへの入稿など出品・募集の範囲費用を抑えたい、素材は自社でそろえられる会社ココナラの出品で1本3,000円〜25,000円(2026年10月14日の検索上位20件)
料金・提供内容は2026年10月時点で各社が公開している情報をもとにした目安です。税込・税抜は各社の表記に合わせています。最新の条件は各サービスの公式ページで確認してください。

「相場」と呼べるほど件数はありませんが、確かめた範囲の公開価格を並べると次の幅になります。原稿だけなら数千円から5万円ほど。作成と配信をまとめて頼むと3万円台から8万円ほど。調査データ付きのリリースは7万円から50万円。PR会社の月額契約は、料金を公開している例(PR戦略室)で月20万円からです。

なお、大手のPR会社は料金を公開していないことが多く、個別の見積もりになります。たとえばベクトルは事業内容にPR代行・コンサルティングを挙げていますが、公式サイトで公開価格は確認できませんでした。

PR会社にプレスリリースを代行してもらう料金

PR会社は、プレスリリースを1本ずつ請け負うより、広報活動をまとめて引き受ける形が中心です。料金は月額の固定費になり、リテナー契約(=毎月決まった額で継続的に支援を受ける契約)と呼ばれます。

公開価格の例:PR戦略室

PR戦略室は、料金を公式ページに載せているPR代行サービスです。商品PR・サービスPR支援が月30万円から、企業PR・採用PR支援が月40万円から、地方活性化PR支援が月20万円からです。税込か税抜かの表記はありません。

月額には、PR戦略の策定、企画書とリリース記事の作成、メディアへのアプローチ、取材対応などが含まれます。契約期間は最低6か月からです。WEB広告やWEB制作は月額とは別になります。

PR会社の代行が向く会社

  • 社内に広報担当がいない、または兼務で手が回らない
  • 年に何本も発表があり、継続して露出を増やしたい
  • 記者への売り込みや取材対応まで任せたい

反対に、年に1〜2本しか発表がない会社には、6か月以上の月額契約は重くなりがちです。その場合は、1本単位で頼める専門会社や配信サービスのオプションのほうが扱いやすいでしょう。PR会社の選び方そのものは、リアンカーの広報代行・PR会社の選び方で詳しく整理しています。

作成代行の専門会社にプレスリリースを頼む料金

プレスリリースの作成に絞って請け負う会社もあります。1本単位で頼めて、プランごとに作業の範囲がはっきりしているのが特徴です。初めて外に頼む会社でも、比べやすい形です。

いぬのて:作成のみから営業込みまで4段階

いぬのては、作業の範囲ごとにプランを分けています。価格はすべて税別です。

プラン料金(税別)含まれる作業
作るだけプラン30,000円企画・構成、提供資料をもとにした執筆、原稿とサムネイル画像の納品
配信代行プラン50,000円上記に加え、大手配信サイト1社の配信先リスト作成と配信代行
営業強化プラン80,000円上記に加え、メディア営業リスト(10〜20件)作成と掲載依頼の問い合わせ
サブスクプラン100,000円/月上記に加え、月3本までの作成、営業リストの見直し、月1回の打ち合わせ
料金・提供内容は2026年10月時点で各社が公開している情報をもとにした目安です。税込・税抜は各社の表記に合わせています。最新の条件は各サービスの公式ページで確認してください。

配信代行プランでは、配信サイトの利用料が料金に含まれるかどうかを申し込み前に確かめてください。配信サイト側の料金が別にかかると、合計は数万円上がります。

調査リリースは料金が一段上がる

調査リリース(=アンケート調査の結果をネタにしたプレスリリース)は、調査の費用が乗るぶん高くなります。いぬのての調査リリースプランは7万円・9万円・14万円の3段階(税別)です。

PRIZMAの調査リリースは、1配信あたり40万円から50万円です。配信の回数が多いプランほど1回あたりが下がります。1回あたり1,000人のアンケートと配信が含まれ、調査や制作の追加料金は不要と書かれています。税込か税抜かの表記はなく、掲載の保証もありません。

調査リリースは、発表できる新商品やニュースが無い時期でも出せるのが利点です。一方で費用は通常の作成代行の数倍になります。ネタがある時期は通常の作成代行、無い時期は調査リリース、と使い分ける会社もあります。

配信サービスの作成オプションでプレスリリースを代行してもらう料金

プレスリリース配信サービス(=原稿を記者やニュースサイトに届けるサービス)の多くは、原稿づくりの手助けもしています。配信とまとめて頼めるので、窓口が1つで済むのが利点です。

PR TIMES:原稿作成は1回5万円

PR TIMESは、配信が1件3万円(税抜)の従量課金から始まります。オプションの「リリース原稿作成」は1回あたり5万円(税抜)です。作成と配信を合わせると、1本あたり8万円(税抜)が目安になります。

ValuePress:定額プランなら原稿作成が料金内

ValuePressのスタンダードプランは、30日ごとに35,000円(税抜)です。配信回数に制限がなく、原稿作成も料金内で頼めます(回数制限なし)。24時間以内に原稿を出してもらう「原稿作成エクスプレス」は10,000円(税抜)のオプションです。

1配信30,000円(税抜)のエコノミープランでは、原稿作成などのオプションは使えません。定額プランはクレジットカード払いのみで、30日ごとに自動で更新されます。1本だけ出したい月は、解約の時期を先に決めておくと安心です。

@Press:専任スタッフが校正と文章の提案

@Pressのサポート配信は、ライトプラスが39,800円、スタンダードが59,800円(いずれも税抜)です。事務局のスタッフが原稿を校正し、要望に応じて文章を提案します。配信先メディアの選定や、配信後の掲載報告も含まれます。

ゼロから書いてもらう「原稿作成オプション」も用意されていますが、料金は公式ページに載っていません。見積もりで確かめる必要があります。

新規受付を止めているサービスもある

ドリームニュースの原稿作成代行は1本30,000円(税別)ですが、2026年10月時点で新規申し込みを一時停止しています。配信サービスの作成オプションは、申し込む前に受付中かどうかも確かめてください。

配信サービスそのものの選び方は、リアンカーのプレスリリース配信サービス比較にまとめています。

クラウドソーシングでプレスリリース作成を代行してもらう料金

クラウドソーシング(=ネット上で個人のフリーランスに仕事を頼める場)は、最も安く頼める選択肢です。依頼の形は2つあります。出品されたサービスを買う形と、仕事を募集して応募を待つ形です。

ココナラ:出品を選んで買う

ココナラで「プレスリリース作成」を検索すると、2026年10月14日時点で162件の出品がありました。上位20件の表示価格は3,000円から25,000円です。

出品ごとに、原稿だけ、PR TIMESへの入稿まで、添削のみ、など作業の範囲が違います。価格だけでなく、何が含まれるかを出品ページで確かめてください。購入者にもサービス手数料がかかります。公式のお知らせ(2021年4月)では、購入金額の5.5%(税込)です。

クラウドワークス:仕事を募集して選ぶ

クラウドワークスでは、発注者が仕事を登録し、応募してきた人から選びます。公式の案内では、発注者からは原則として利用料や発注料を取っていません。金額は発注者が決めて募集します。

クラウドソーシングで頼むときの注意

  • 素材(発表の要点、数字、写真、問い合わせ先)は自社でそろえる前提になる
  • 業界の言葉や事実関係の確認は、最後に自社で必ず行う
  • メディア営業や取材対応まで任せられる人は限られる
  • 公開前の情報を渡すので、秘密保持の取り決めを先に確認する

まず1本頼んで、書き方の型をつかむ使い方もあります。2本目からは自社で書き、添削だけ頼めば費用はさらに下がります。

代行に頼まず自分で書く場合の安い選択肢

代行の料金をかけずに、自分で書く方法もあります。最近は、質問に答えるだけで下書きを作ってくれるツールが増えました。下書きを自社で直して出す形なら、費用は0円から数千円で済みます。

  • ValuePressのプレスリリース3分作成ツール:無料。リリースの種類を選び、質問に答えると原案ができる
  • PRaze:要点を入れるとAIが本文の下書きを作る。無料プランは下書きと校正を合わせて1日3回まで。有料プランは買い切りで980円〜6,980円(税込)
  • @Pressのスマート配信:AIによる原稿作成・校正と配信先の自動選定がつく配信プラン。ショットは1回25,000円(年間契約)
  • 汎用の生成AI(ChatGPTなど):書き方の型を指示すれば下書きに使える。事実と数字の確認は自分で行う

AIの下書きは、数字や固有名詞を誤ることがあります。そのまま配信せず、必ず自社で事実を確かめてから出してください。書き方の型は、リアンカーのプレスリリースの書き方が参考になります。

自分で書いて出すなら、出したあとの反応も見ておきたいところです。商陣が開発しているリアンカーは、PR TIMESとGoogle Newsから競合や業界のリリースを集め、毎朝まとめて通知します。他社がどんな発表をしているかを見ながら、自社のネタを考える材料になります。無料プランから試せます。

リアンカーの公式ページを見る

プレスリリース代行の見積もりで確かめること

同じ「プレスリリース代行」でも、含まれる作業は会社ごとに違います。見積もりを比べる前に、次の点をそろえて聞くと比べやすくなります。

プレスリリース代行の見積もりで聞くこと

  • 料金は税込か税抜か
  • 配信サービスの利用料が含まれるか、別にかかるか
  • 取材やヒアリングの回数、修正の回数に上限があるか
  • 納品までの日数と、急ぎの場合の追加料金
  • メディアへの売り込みや掲載報告が含まれるか
  • 月額契約の場合、最低契約期間と解約の申し出期限
  • 表現の法的な確認を誰が行うか

最後の点は見落としがちです。たとえばドリームニュースは、表現が法的に問題ないかは確認しないと明記しています。業界の規制がある商品は、自社か専門家で確認する前提で予算を組んでください。

プレスリリース代行の料金を抑える頼み方

料金を下げるいちばん確かな方法は、任せる作業を絞ることです。発表の要点、数字、写真、問い合わせ先を自社でそろえて渡すと、ヒアリングの手間が減ります。修正の回数も少なくて済みます。

発表が年に数本あるなら、本数あたりの単価も見てください。定額プランや月額のサブスクは、本数が多いほど1本あたりが下がります。逆に本数が少ないのに定額で契約すると、使わない月の分まで払うことになります。

最初の1本だけ代行に頼み、2本目からは同じ型で自社が書く形もあります。代行の原稿は、自社の書き方の見本としても使えます。

配信のタイミングは代行の外で決めることが多い

代行会社に頼んでも、配信日を最終的に決めるのは自社です。発表日は営業や社内の予定とも関わるからです。曜日や時間帯の決め方は、リアンカーのプレスリリース配信のタイミングで整理しています。

年間の広報予算の中で代行費をどう割り振るかは、広報予算の立て方が参考になります。

代行に頼んで配信したら、どこに載ったかと、同じ時期に競合が何を出したかを追っておくと、次の発表の判断がしやすくなります。リアンカーは、登録した会社名やキーワードのリリースを毎朝まとめて届けます。スタンダードプランは月300円です。

リアンカーの公式ページを見る

プレスリリース代行の料金でよくある質問

Q. プレスリリース代行の料金の相場はいくらですか?

A. 2026年10月に各社の公開価格を確かめた範囲では、原稿作成だけなら数千円から5万円ほど、作成と配信をまとめて3万円台から8万円ほどでした。調査データ付きのリリースは7万円から50万円、PR会社の月額契約は料金を公開している例で月20万円からです。頼む作業の範囲で大きく変わります。

Q. いちばん安く頼む方法は何ですか?

A. クラウドソーシングのフリーランスに原稿だけ頼む方法です。ココナラでは数千円からの出品があります。素材は自社でそろえ、事実の確認も自社で行う前提になります。費用をさらに抑えるなら、無料のAI作成ツールで下書きを作り、自社で直す方法もあります。

Q. 配信の料金は代行料金に含まれますか?

A. 会社によって違います。配信サービスの作成オプションなら配信とまとめて頼めますが、作成代行の専門会社では配信サイトの利用料が別になる場合があります。見積もりの段階で必ず確かめてください。

Q. 1本だけ頼むならどこがよいですか?

A. 1本単位で頼める作成代行の専門会社か、配信サービスの作成オプションが扱いやすいでしょう。PR会社は月額で最低契約期間があることが多く、単発の依頼には向きにくい形です。

まとめ

プレスリリース代行の料金は、頼み先と任せる作業の範囲で決まります。PR会社は月額で広く任せる形、作成代行の専門会社は1本単位で範囲を選ぶ形です。配信サービスの作成オプションは配信とまとめて頼む形、クラウドソーシングは安く原稿だけを頼む形です。

まず、自社で持てる作業と持てない作業を分けてください。原稿だけが負担なら作成代行やクラウドソーシング、記者への売り込みまで手が回らないならPR会社が候補になります。費用をかけずに始めるなら、AIの作成ツールで下書きを作って自社で直す方法もあります。

料金は変わることがあります。頼む前に、各社の公式ページで最新の条件を確かめてから比べてください。

リアンカー のご案内

リアンカー

PR TIMES・Google Newsから競合のリリースを自動で集め、毎朝まとめて通知する競合監視サービス。無料プランあり、スタンダードは月300円。